リフォームの競合相手は?

地域の工務店さんも新築案件が減っていることで

新築からリフォーム工事へ事業をシフトしているところも

少なくないですよね。

 

私達が運営している住宅サイト『ハウジングバザール』でも

掲載を検討する工務店さんと話していると

『もう1年も新築工事をしていない』

『入金の回転が速いのでリフォームをメインにしはじめた』

なんて声も時々聞きます。

 

新築工事とリフォーム工事、事業で言えばそれぞれメリットデメリットありますが

新築工事からリフォーム工事主体に移るのは比較的簡単ですが

リフォーム工事主体から新築工事主体に移るの大変です。

なぜかと言えば、モデルハウスをもたない地域の工務店さんの場合

「引き渡したお客さまの家」

がそのままモデルハウスの代わりになるわけですが

新築工事から離れるほど、見せられる家は限られてきますし

見せてもお客さまから

「しばらく新築の家やってないんだ…大丈夫かな?」

と思われて敬遠されてしまうからです。

 

ともあれ、リフォーム業界の大きなニュースが先日発表されたんですが

あまり大きく取り上げられていないようなのでピックアップしてみました。

そのニュースとは

ヤマダ電機、代表取締役社長に三嶋氏

というニュースです。以下、新建ハウジングさんの記事から一部抜粋します。

ヤマダ電機(群馬県高崎市)は今期(2019年3月期)、住宅・リフォーム分野の事業展開を加速する。昨期からスタートした、既存ビジネスの家電をコアに『住宅まるごと』の新たな提案を行う新業態店舗「家電住まいる館」への改装を約100店舗で予定する。5月10日発表の役員人事では、エディオン(大阪市北区)でリフォーム事業を担当し、ヤマダ電機入社後の昨年6月から執行役員副社長として店舗を担当してきた三嶋恒夫氏を代表取締役社長兼代表執行役員COOに昇格させた。

 

ヤマダ電機と言えばテレビCMも流れている家電量販店の代表選手ですよね。

この三嶋氏が電気部門から昇格して社長になったのなら普通のニュースですが、

実は同じ家電量販店大手のエディオンの「リフォーム事業部」の出身なんですね。

つまり、ヤマダ電機は本腰を入れて住宅産業に参入してくる、ということだと思います。

 

今まで住宅部門で言ったら

・エスバイエル(2011年)

・日立ハウステック(2012年)

そして

・リフォームのナカヤマ(2018年)

を子会社化して傘下におさめてきましたが、正直あんまりパッとしない感じでした。

 

しかし、今回社長になった三嶋氏がいたエディオンというのは実は

FireShot Capture 414 - エディオン リフォームサイト - http___reform.edion.jp_

なんですね。

(家電量販店が部門ごとの売上をあまり公開してないと言う面もありますが)

チラシもエディオンでは

FireShot Capture 415 - - http___reform.edion.jp_flyer_season_e12dbde62622dae8a1f9f28b13e3e72621d

こんな感じで4面リフォームの広告だったりします。

すごいですね!

 

こういった手法やノウハウを元にそれで今までの「家電のついでにリフォーム」から

リフォーム、住宅設備機器、住空間の家具雑貨関係の提案に力を入れるとともに、

金融や不動産窓口、カフェコーナー等が一体となった新業態店舗

「ヤマダ電機 家電住まいる館」

への改装を実施してきているんですね。

 

今期の売上高約1兆5700億から来年には1兆7000億と

1300億円の売り上げ増を目指しているそうなので、

これが全部リフォームの売上にするなら

これが47都道府県で割るとだいたい28億円くらいになりますから

リフォームの平均金額を120万円くらいとすると

各県で2300件くらいのリフォームを獲るということですよね。

皆さんの県ではどのくらいのリフォームの件数がありますか?

 

現在、リフォーム業界ではネット通販のamazonの「アマゾンリフォーム」なども

数字を伸ばしていますが、さっきのチラシを見ても共通しているのは

リフォームの「定価の明示」です。

もちろんリフォームは既存部分の取り合いもありますから

一概に定価を出せない、というも分かりますが

「こういう条件ならこの値段」

というのをお客さまに分かりやすく示すのも良い方法ではないでしょうか。

 

いずれにしても迎え撃つ工務店さんは

お客さまから

おたくはホームセンターとかヤマダ電機に頼むのと何が違うの?

という質問にはっきり答えられるように準備が必要だと思います。

もしくは

普段から地域の皆さんとの関係を絶やさない

ことで競合を入らせないか

どちらかではないでしょうか。

 

ということで、地域の皆さんとの関係をよくする意味でも

これもひとつの方法だと思いますよ!

main

興味のある方は画像をクリックしてみてくださいね。

 

 

記事 コミュニティビルダー協会代表 浄法寺

 

この記事を書いた人

プロフィール画像

浄法寺 亘

福島県 喜多方市出身。県立会津高校、市立高崎経済大学卒。工務店の社会貢献やSDGs、国産材利活用を応援する「コミュニティビルダー協会」代表理事。現在動いているプロジェクトは「木ッズ絵画コンクール」。住宅情報サイト「ハウジングバザール」の運営にも携わっている。

1996年
東日本ハウス株式会社に入社

2009年
ジーレックスジャパン株式会社設立に加わる
住環境サイト『ハウジングバザール』運営担当

2016年
一般社団法人コミュニティビルダー協会理事就任
国産材利用とSDGsを応援 内閣府BEYOND2020認定団体 外務省SDGsマーク使用許可団体

講演履歴
住宅FC様研修・環境情報センター
工務店支援EXPO(於:東京ビックサイト)
鹿児島県庁「緑の工務店研修会」
ほか多数

著書:
頼みたくなる住宅営業になれる本
SDGsに取り組もう 建築業界編