コミュニティビルダー協会コラム FSC認証天竜材の床材

コミュニティビルダー協会コラム

FSC認証天竜材の床材

 

最近、地域産木材のブランディングにがんばっている自治体さんや三セクさんなどのニュースが増えてきてうれしいのですが、今回は浜松市の「天竜材」のニュースがありましたので紹介します。

 

一般的に浜松市といえば「浜名湖⇒うなぎ」というイメージが強いと思うのですが、今の浜松市は長野県と境を接していた「天竜市(現在は浜松市天竜区)」と2005年の大合併で一緒になっているので、海・湖・山林を持った珍しい市なんですね。

 

「天竜区 山」の画像検索結果

浜松市天竜区にはこのような棚田と山林があります

そこで今回、浜松市内の建材会社の「マルホン」さんのほうでこの天竜地域の杉を使った住宅用床材「天竜杉 無垢フローリング」を発売したそうです。

 

しかも、環境保全への配慮や森林管理が適正なことを証明する国際認証の『FSC認証』を取得したきちんとした材料とのこと。

床材の価格は1㎡あたり14,000円~21,000円程度と無垢材のフローリングとしては一般的な価格です。

FireShot Capture 106 - 《経済》 天竜杉で無垢の床材発売へ 浜松のマルホン I 静岡 _ - http___chuplus.jp_paper_article_detail.php

誇らしげにPRする加藤社長(写真は中日新聞)

ちなみに、浜松市は市を挙げてFSC認証に取り組んでいて認証森林が4万ヘクタールと全国の市町村のなかでも1位です。

すごいですね!

 

なお『天竜材』について

…天竜の杉林や桧林は、日本三大美林のひとつです。
その昔、天竜川はたびたび氾濫し、地域の人々を困らせていましたが、明治時代に金原明善翁が私財を投じ、上流に大規模な造林を行い治水に努めました。これが現在の天竜林業のはじまりです。その後、山職人の手により何十年もの年月をかけて手入れし育てられました。

森づくりは、苗木づくりから始まります。土を耕し、スギやヒノキの種をまきます。苗ができるまで2年。次に、苗木を植えやすいように、荒れた山をきれいに整理し、ようやく苗畑で育てた苗木を植えるという、大変手間のかかる作業を行います。明善翁も、作業員の人たちと一緒に山小屋で暮らし、率先して苗木を担ぎ、急斜面に一本一本植えていったと伝えられています。

手入れの行き届いた林の木々は、赤身(あかみ)と呼ばれる木の中心にある良質材が非常に多く、素晴らしい材となっております。
また、天竜材は他の産地と比べて粘りがあるため、強度が高く、加工しやすいという特徴があります。

※FSC認証への天竜林材業振興協議会さんの取り組みの物語⇒参考リンク

 

記事:コミュニティビルダー協会 浄法寺

この記事を書いた人

プロフィール画像

浄法寺 亘

福島県 喜多方市出身。県立会津高校、市立高崎経済大学卒。工務店の社会貢献やSDGs、国産材利活用を応援する「コミュニティビルダー協会」代表理事。現在動いているプロジェクトは「木ッズ絵画コンクール」。住宅情報サイト「ハウジングバザール」の運営にも携わっている。

1996年
東日本ハウス株式会社に入社

2009年
ジーレックスジャパン株式会社設立に加わる
住環境サイト『ハウジングバザール』運営担当

2016年
一般社団法人コミュニティビルダー協会理事就任
国産材利用とSDGsを応援 内閣府BEYOND2020認定団体 外務省SDGsマーク使用許可団体

講演履歴
住宅FC様研修・環境情報センター
工務店支援EXPO(於:東京ビックサイト)
鹿児島県庁「緑の工務店研修会」
ほか多数

著書:
頼みたくなる住宅営業になれる本
SDGsに取り組もう 建築業界編