ヒノキヤ「Z」好調!売上好調の理由は?
先日、ヒノキヤグループが2024年12月期の決算を発表しました。
結論から言えば、
売上高は1,448億9,000万円で過去最高を更新!
ただし、経常利益は前期比2.9%減の72億9,000万円と、利益面ではやや後退した形となりました。
気になる住宅事業の中身を見てみると、
注文住宅の棟数は減少したものの、
・戸建て分譲住宅
・賃貸併用住宅(いわゆる“収益付き住宅”)
この2つが好調で、結果的に売上は前年より3.4%アップ。
さらに、断熱材などの建材部門では、ゼネコン案件など大型物件の施工が増え、6.8%増という成績に。
売上は伸びているのに利益が下がった理由としては、
・社員数の増加
・給与水準の引き上げ
といった「人件費の増加」が主な要因だったようです。
ここで注目したいのは、2025年の戦略です。
ヒノキヤは、
-
注文住宅の「着工の平準化」=安定的に棟数を伸ばす戦略
-
原価管理の徹底で「利益率の改善」
-
事業エリアの拡大と、
-
グループ会社との「業務効率化」
といった複数の施策を打ち出しています。
つまり、
「数」より「質」、売上より“利益”を見据えた経営にシフトし始めているともいえます。
地域の工務店にとっても、他人事ではないと思います。
注文住宅の棟数が下がっている中で、
「収益付き住宅」「分譲住宅」「断熱リフォーム」など多角的な提案ができるか?
ここが今後の勝敗を分けるポイントになりそうです。
そして、「人手不足」や「人件費の上昇」は、業界全体の共通課題。
だからこそ、業務の効率化=仕組み化・分業化・デジタル活用が避けて通れないテーマになってきています。
ヒノキヤのような大手の動きは、一見するとスケールの違う話に見えるかもしれません。
でも実は、今のうちに中小工務店でもできる部分から先手を打つべきヒントが詰まっているとも言えるのではないでしょうか。
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