失敗があるから成功もある
失敗を恐れるな!日本の偉大な経営者4人の名言から学ぶ成功への道筋 | 挫折から立ち上がる力こそが経営者の真の実力

先日、鳥貴族で英気を養いました
失敗は成功の母—偉大な経営者たちの実体験から学ぶ
経営者である以上、何か大きな壁にぶつかって苦しむことがあるのではないでしょうか。
新しい事業がうまくいかない、業績が思うように上がらない、そんな時に「なぜ自分だけが」と感じることがあるかもしれません。
でも、安心してください。偉大な経営者たちも、皆さまと同じ道を歩んできたのです。その証拠に、こんな言葉があります。
「僕はずっと失敗してきた。今までのどのビジネスでも一勝九敗くらい。唯一成功したのがユニクロです。」
これは、ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長の柳井正氏の言葉です。今や世界的なアパレル企業を率いる柳井氏でさえ、「一勝九敗」と言っているのです。
実際、柳井氏の失敗エピソードは枚挙にいとまがありません。23歳で父親の洋品店に戻った時、内気だった性格もあり商売に苦戦しました。その後も、有名ブランドを安価で仕入れて低価格で販売する「バッタ屋」という手法で悪評を招き、偽物を販売してしまい顧客が一気に離れるという大失敗も経験しています。
さらに、ユニクロが成功した後も失敗は続きました。「ユニクロのSPA(製造小売業)の手法を活用すれば、野菜だってなんだってできる」と野菜の製造販売事業に参入したが、わずか1年半で撤退。独自のSPA手法による靴の販売も軌道に乗らなかったのです。
つまり、失敗は決して恥ずかしいことではなく、成功への必要な階段なのです。
「日本人は、失敗ということを恐れすぎるようである。どだい、失敗を恐れて何もしないなんて人間は、最低なのである」
世界のホンダを築いた本田宗一郎氏のこの言葉は荒っぽいですが、実に痛快で力強いですよね。失敗を恐れるよりも、何もしないことの方がずっと問題だと断言しています。
本田氏自身も、数々の失敗を重ねてきました。ホンダの黎明期、宗一郎は無謀とも思われる挑戦を繰り返し、数々の失敗に見舞われ、会社はつねに経営危機にさらされていたのです。15歳で単身上京し、自動車修理工場で見習いから始めた本田氏にとって、失敗は日常茶飯事でした。
実は、失敗には成功では得られない貴重な学びがあるのです。成功したときは「なぜうまくいったのか」を深く考えることは少ないものです。しかし、失敗したときこそ、私たちは必死に原因を考え、改善点を見つけようとします。その過程で身につく洞察力や判断力こそが、真の実力となるのです。

失敗から立ち上がる技術—転んでも起き上がる力の育て方
経営者の皆さまにとって大切なのは、失敗しないことではありません。失敗から立ち上がる技術を身につけることです。
「成功とは99%の失敗に支えられた1%」
これは本田宗一郎氏の代表的な名言の一つです。つまり、成功の裏には99回の失敗があるということです。私たちが見ている「成功」は、氷山の一角に過ぎないのです。
松下電器(現パナソニック)を一代で築き上げた松下幸之助氏も同様のことを語っています。経営の神様と呼ばれる氏は、数々の困難を乗り越えてきました。
「失敗の原因を探れ。必ず見つかる。見つからないのは、探し方が悪いからだ」
この言葉からは、失敗を単なる不運として片付けるのではなく、必ず何らかの学びがあると信じる姿勢が感じられます。失敗には必ず原因があり、その原因を見つけることができれば、同じ失敗を繰り返すことはありません。
松下氏自身も、創業当初は数々の困難に直面しました。関東大震災の影響で資金繰りに窮したり、戦時中は軍需工場への転換を余儀なくされたりと、幾度となく会社存続の危機に立たされました。しかし、その都度、失敗の原因を徹底的に分析し、新たな解決策を見出していったのです。
京セラとKDDIを創業し、JALの再建も手がけた稲盛和夫氏は、このように言っています。
「人生や仕事において、失敗や困難に遭遇することは避けられません。しかし、そのときこそ、自分の人格や哲学が試されるのです」
困難な状況に直面したとき、どう対処するかで、その人の真の実力が分かるということです。稲盛氏も、京セラ創業時には技術的な失敗を重ね、顧客からクレームを受けることも多々ありました。しかし、そのたびに「なぜ失敗したのか」を徹底的に追求し、品質改善に取り組んだのです。
失敗は私たちを成長させる貴重な機会なのです。
失敗を糧に次の成功を掴む—前向きな失敗の活用法
最後に、失敗をどのように次の成功につなげるかを考えてみましょう。
「失敗は失敗で、得られるものがあるから、悪いことではない。むしろ頻繁に失敗したほうが得られるものが多い」
この考え方は、失敗に対する見方を根本的に変えてくれます。失敗を「避けるべきもの」から「積極的に活用すべきもの」へと転換する発想です。
本田宗一郎氏は、失敗への対処法についてこう語っています。
「私は、倒れることは恥ずかしいことだとは思わない。恥ずかしいのは、倒れたまま起き上がろうとしないことだ」
つまり、重要なのは倒れないことではなく、倒れても起き上がることです。そして、なぜ倒れたのかを分析し、次は同じところで倒れないようにすることです。
実際、本田氏は「猿が新しい木登り技術を学ぶために、ある試みをして落ちるなら、これは尊い経験として奨励したい」と語り、挑戦による失敗を積極的に評価していました。
柳井正氏も、失敗から学ぶことの重要性をこう表現しています。
「挑戦し、失敗するから原理原則がわかる。傷を負い、痛い思いをして、自分の血肉になったものだけが、次のチャンスで威力を発揮する」
この言葉が示すように、単に失敗するだけでは意味がありません。その失敗から何を学び、どう自分の血肉にするかが重要なのです。
稲盛和夫氏は、失敗を成功に変える具体的な方法について、このように語っています。
「失敗や挫折は、人間を謙虚にし、そして強くする。成功ばかりしていては、本当の実力は身につかない」
成功だけを経験していても、実は本当の実力は身につかないのです。失敗を経験することで、私たちは謙虚さを学び、そして真の強さを手に入れることができるのです。
松下幸之助氏は、失敗を成功に変える具体的な方法について、このように語っています。
「失敗から学ぶことは、成功から学ぶことよりもはるかに多い。だからこそ、失敗を大切にしなければならない」
失敗を「大切にする」という表現が印象的です。失敗を忌み嫌うのではなく、貴重な学習の機会として大切に扱うという姿勢が、成功への道を開くのです。
松下氏は実際に、戦後の混乱期に事業が行き詰まった際も、その失敗を徹底的に分析し、「水道哲学」という独自の経営思想を確立しました。失敗があったからこそ、より深い経営哲学にたどり着けたのです。

あなたの失敗は必ず成功の種になります
いかがでしょうか。日本を代表する4人の偉大な経営者たちの実体験と言葉から、失敗に対する考え方が少し変わったのではないでしょうか。
柳井正氏の「一勝九敗」の実例が示すように、成功者と呼ばれる人たちも、実は私たちと同じように多くの失敗を経験しています。野菜事業の失敗、バッタ屋時代の苦い経験、それらすべてが今のユニクロの礎になっているのです。
本田宗一郎氏が示したように、失敗を恐れて何もしないよりも、失敗を恐れずにチャレンジすることの方がずっと価値があります。15歳で単身上京し、数々の失敗を重ねながらも「世界のホンダ」を築き上げた姿勢から、私たちも学ぶことができるのではないでしょうか。
松下幸之助氏と稲盛和夫氏の実体験からは、失敗には必ず原因があり、その原因を見つけることで、次の成功への道筋が見えてきます。
皆さんが抱えておられる困難や失敗も、きっと次の大きな成功のための準備期間なのです。
私もよく失敗して冷や汗をかくようなことがあります。情けない気持ちになることもあります。
だた、失敗してもこれから可能性を開花させるための大切な栄養になるはずだとおもいなおしています。偉大な経営者たちも、私たちと同じように多くの失敗を経験し、それを乗り越えて大きな成功を掴んでいることを知っているからです。
今日からまた、なにか小さくても新しい挑戦を始められてはいかがでしょうか。
偉大な経営者たちも、私たちと同じようにスタートラインに立っていたのですから。
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