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夏越しの祓いと、人生の設計図を描き直す6月の意味

公開日: : 最終更新日:2025/05/25 工務店 経営

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こんにちは。

本当に早いものですね。 年が明けたと思ったら、あっという間に6月です。

暦の上では、1年の折り返し地点。 でも、ただの月替わりではありません。

 

6月の末になると、全国の神社で「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」が行われます。

境内には「茅の輪(ちのわ)」という、くぐるだけで厄を祓うとされる大きな輪が設置され、多くの人がその輪をくぐって、前半のけがれを祓い、後半の無事を祈ります。

 

 

この神事は、ただの風習ではなく、人生を見直すタイミングとして大きな意味を持っていると私は感じています。

 

「一年の計は元旦にあり」といいますよね。 これは、何事も始まりが肝心だという教え。

 

でも本当に大事なのは、「計画した通りに進んでいるか、半年たった今、確認しているか?」という点です。

実は、多くの人が「計画したことを覚えていない」のが現実。 それは、忙しい日々に流され、立ち止まることを忘れてしまっているからかもしれません。

6月末の「夏越の祓い」は、そうした人にとっての“セカンド元旦”とも言える存在です。

 

【設計図以上の建物はできない】という真実

建築にたとえると、私たちの人生や事業も「建物」と同じです。

どれだけ立派な資材があっても、いい職人がいても、 最初の**設計図(=ビジョン・方針・計画)**がしっかりしていなければ、満足のいく建物は完成しません。

そして設計図は、「描いたら終わり」ではないのです。 時代の変化、自分の心の変化、家族や仲間との関係性の変化に応じて、「書き直す」必要がある。

 

6月の今、改めて自分の設計図を見直してみませんか?

 

名称未設定のデザイン

 

【事例】人生の設計図を書き直したある工務店社長の話

ある地方工務店の社長さんと、数年前に出会いました。

60歳を目前に控え、「そろそろ事業承継も…」と漠然と考えながら、忙しさに流されている日々。

毎年、年始には「今年こそ社員を育てよう」「後継者を考えよう」と手帳に書くけれど、気がつけば年末。

 

そんな中で、私たちと一緒に“人生と事業の統合設計図”をつくる取り組みを始めました。

 

過去を整理し、現在地を見つめ、そして未来を描く。 社員一人ひとりの顔を思い出しながら、やがて「この子を育てたい」という思いが固まりました。

それから3年。 彼は後継者と二人三脚で「社長交代準備プロジェクト」を進め、社内文化を言語化し、若手も育ち、現在は地域で「社員が辞めない会社」として評判を得るようになりました。

「最初に人生設計をし直したことで、意思決定が早くなった」と、彼は笑っていました。

 

 

【迷いを減らす】という大きな価値

計画がある人の強さは、「迷わないこと」にあります。

 

迷うと、時間がかかります。

迷うと、他人の意見に左右されます。

迷うと、エネルギーが減ってしまいます。

 

でも、自分で決めた“人生の軸”があれば、ブレません。

それがあるだけで、判断も早くなりますし、周囲からの信頼も高まる。

たとえば、事業における新商品開発。

やる・やらない、今か・後か、何を軸に決めますか?

 

私たちはこういうとき、「人生設計図に照らして、それは本来の自分が望んでいる方向か?」という問いかけをします。

 

 

【実行】は小さなことの積み重ね 設計が終われば、あとは“実行”です。

 

でも、ここが一番難しい。 なぜなら「大きな一歩」ではなく、「小さな積み重ね」だから。

一気に人生が変わる魔法のようなことはありません。

朝の1時間を早起きすること。

日報を毎日つけること。

社員に「ありがとう」を一言添えること。

家族と10分だけでも話す時間をつくること。

 

そんな些細なことが、「人生の軌道修正」を静かに、でも確実に支えてくれます。

 

微力は無力じゃない

「自分に何ができるだろうか」と悩む人がいます。

 

でも、微力は無力ではない。

 

 

私たちが日々できることは、ほんの小さなことかもしれません。

でも、その積み重ねは、やがて自分の習慣となり、習慣は人生を変える大きな力になります。

 

たとえば、毎月1度だけ社員の話を30分聞く、という行動。 最初は小さな一歩です。

でもそれを3年続ければ、社風も変わり、信頼関係も変わる。

 

「相談する」という選択肢を 設計図づくりに迷ったとき、自分一人で悩むよりも、誰かと話すことが大切です。

 

 

私たちはこれまで、多くの方の“人生統合設計”をお手伝いしてきました。

人生・事業・家族・健康・お金、すべてがつながった「人生の羅針盤」を一緒につくる時間。

 

それがあることで、意思決定が早くなり、毎日に迷いがなくなっていく。

だからこそ、設計図をつくる時間にこそ、最も価値があると私たちは考えています。

 

【今、あなたの設計図を見直す6つの問い】

最後に、6月という節目のタイミングで、ぜひ自分自身に問いかけてみてください。

年初に立てた目標は、今も生きていますか?

この半年で何を得て、何を失いましたか?

自分が進みたい方向は変わっていませんか?

周囲の環境や価値観はどう変化しましたか?

家族や仲間との関係は、どう感じていますか?

このままのペースで年末を迎えたとして、後悔はありませんか?

 

まとめ

夏越の祓いは「心の輪くぐり」 茅の輪をくぐるのは、身体のけがれを祓うだけではなく、心のけがれや迷いを祓う儀式だと私は思っています。

この時期、神社に足を運びながら、自分の中にも「くぐるべき輪」があると考えてみてください。

 

 

未来は、今描く設計図の上にしか築けません。

 

ぜひ一緒に、最高の後半戦を迎える準備を始めましょう。 気軽に、ご相談くださいね。

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この記事を書いた人

浄法寺 亘

工務店の社会貢献やSDGs、国産材利活用を応援する「コミュニティビルダー協会」代表理事。
今動いているプロジェクトは「木ッズ絵画コンクール」
※8月実施予定。
住宅サイトの運営もしています。

福島県 喜多方市出身
県立会津高校卒
市立高崎経済大学卒

著書:
頼みたくなる住宅営業になれる本
https://x.gd/oatiM
SDGsに取り組もう 建築業界編
https://x.gd/MXYJr
とっておきの見込み客発掘法
https://x.gd/001or

主な講演:
鹿児島県庁主催「かごしま緑の工務店研修会」
リードジャパン主催「工務店支援エキスポ」(東京ビックサイト)
育英西中学校
その他住宅FCなど

活動実績
2019~ 千葉県にて里山竹林整備ボランティア
2020~ 木ッズ絵画コンクール

工務店の集客・営業ならジーレックスジャパン →ホームページはこちら

商品の差別化へ!制振装置はこちらから →耐震・制振装置

友達申請お待ちしてます! →代表浄法寺のfacebook

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