【プロが教える】高齢になっても安心!段差解消リフォームで実現する住みやすい家づくり
公開日: : 家づくりのお役立ち情報
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家の中の段差や階段が気になり始めたら、バリアフリーリフォームを検討するタイミングかもしれません。特に将来の両親との同居や、自分たち自身の老後を見据えた家づくりを考える際、段差解消は避けて通れない課題です。本記事では、段差解消リフォームの基本から補助金活用まで、家族全員が安心して暮らせる住まいづくりのポイントを徹底解説します。
現在の住まいに不安を感じている方や、新築・リフォームを検討中の方に向けて、段差解消リフォームの具体的な方法と費用相場、そして知っておくべき高齢者向け住宅改修の補助金制度についてご紹介します。誰もが安心して暮らせる住まい作りのために、ぜひ参考にしてください。
目次
はじめに:なぜ今、段差解消リフォームが重要なのか
段差解消リフォームの種類と費用相場
バリアフリー改修で活用できる補助金・助成金制度
まとめ:家族全員が安心して暮らせる住まいづくり
はじめに:なぜ今、段差解消リフォームが重要なのか
「将来、両親と同居するかもしれない」「年を取ったときのことを考えると今の家の段差が心配」—このような不安を感じ始めた方は少なくありません。特に、小さなお子さんがいるご家庭では、子育ての忙しさの中でも、将来の家族の住環境について考える機会が増えているのではないでしょうか。
高齢化社会と住まいの課題
日本の高齢化率は29.1%(2023年9月時点)と世界でも類を見ない速さで高齢化が進んでいます。それに伴い、住まいの中での事故、特に転倒事故のリスクが社会問題となっています。厚生労働省の調査によれば、65歳以上の方の転倒・転落事故の約7割は自宅で発生しており、その大きな原因の一つが「段差」なのです。
特に注意すべき家の中の危険ポイントは以下の通りです:
- 玄関の上がりかま
- 居室と廊下の間の敷居
- トイレや浴室の出入り口
- 和室と洋室の間の段差
- リビングと和室をつなぐ小上がり
これらの段差は、高齢者だけでなく、小さなお子さんや妊婦の方にとっても危険です。また、一時的なケガをした家族や、将来的な親の介護を考えると、段差のない住環境の重要性はさらに高まります。
段差がもたらす具体的なリスク
段差のある住環境がもたらす主なリスクは以下の通りです:
- 転倒・転落による骨折リスク:高齢者の場合、一度の転倒が寝たきりのきっかけとなることも珍しくありません。特に大腿骨頸部骨折は、介護が必要となる主要な原因の一つです。
- 日常生活動作(ADL)の低下:段差を避けるために特定の場所に行くことを避けるようになると、活動範囲が狭まり、結果的に身体機能の低下につながります。
- 介護の負担増加:車椅子や歩行器の使用が必要になった場合、段差があると介助者の負担が大幅に増加します。
- 心理的ストレス:常に転倒の不安を抱えながらの生活は、精神的負担となり、生活の質の低下につながります。
一方で、適切な段差解消リフォームには以下のようなメリットがあります:
- 家族全員の安全性の向上
- 将来の介護負担の軽減
- 住み慣れた家での生活継続の可能性向上
- 家の資産価値の維持・向上
特に、これから住宅ローンを組んで家を購入される方は、返済期間中に家族の誰かが高齢化することを考慮し、あらかじめバリアフリー設計を取り入れておくことで、将来的な追加コストを抑えることができます。
段差解消リフォームの適切なタイミング
段差解消リフォームを検討すべきタイミングは、以下のような場合です:
- 家族に高齢者がいる、または近い将来同居する予定がある
- 家族に身体的な制約がある方がいる
- 子供が独立して夫婦二人の生活が始まる時期
- 住宅の経年劣化に伴うリフォームのタイミング
- 子育て世代でも、将来を見据えた住まいづくりを計画する時期
特に、40代〜50代で住宅購入やリフォームを検討されている方は、「二度手間」を避けるためにも、初めから段差解消を含めたバリアフリー設計を取り入れることをおすすめします。
実際、国土交通省の調査によれば、新築時にバリアフリー対応をしておくことで、後からリフォームする場合と比較して約30%のコスト削減が可能とされています。長期的な視点で考えると、先行投資と捉えることができるでしょう。
段差解消リフォームの種類と費用相場
段差解消リフォームには様々な方法があり、住宅の構造や家族のニーズ、予算に応じて最適な選択肢が異なります。ここでは主な段差解消リフォームの種類と、それぞれの費用相場について解説します。
玄関の段差解消
玄関は家の中で最も段差が大きく、転倒リスクの高い場所です。特に靴の脱ぎ履きの際にバランスを崩しやすいため、優先的に対策を検討すべき箇所といえます。
1. スロープの設置
玄関前や上がりかまちへのスロープ設置は、最も一般的な段差解消方法です。
- 固定式スロープ:コンクリートやタイルなどで作られた恒久的なスロープ
- 費用相場:10万円〜30万円
- メリット:耐久性が高く、見た目も美しい
- デメリット:工事期間が必要、後からの変更が難しい
- 可動式スロープ:アルミ製などの取り外し可能なスロープ
- 費用相場:1万円〜5万円
- メリット:設置が簡単、必要に応じて移動可能
- デメリット:見た目がやや実用的、固定式より傾斜が急になりがち
2. 式台(しきだい)の設置
靴の脱ぎ履きをサポートする中間踏み台です。
- 費用相場:5万円〜15万円
- メリット:設置スペースが少なくて済む、デザイン性の高いものも多い
- デメリット:完全な段差解消ではない
3. 手すりの設置
段差を残しつつ、支えを確保する方法です。
- 費用相場:1万円〜5万円/本
- メリット:低コストで設置可能、場所を取らない
- デメリット:段差自体は残るため、車椅子対応にはならない
室内の段差解消
室内の段差は、日常生活で頻繁に通過する場所であるため、快適性と安全性の両面から対策が重要です。
1. フロアのかさ上げ
低い方の床をかさ上げして段差をなくす方法です。
- 費用相場:1㎡あたり1万円〜3万円
- メリット:見た目がすっきりする、大規模な工事が不要な場合がある
- デメリット:天井高が低くなる、ドアの調整が必要になる場合がある
2. フロアの掘り下げ
高い方の床を掘り下げて段差をなくす方法です。
- 費用相場:1㎡あたり3万円〜10万円
- メリット:天井高を確保できる、根本的な解決になる
- デメリット:工事が大掛かり、構造上の制約がある場合がある
3. スロープの設置
室内にスロープを設置する方法です。
- 費用相場:5万円〜15万円
- メリット:比較的低コストで導入可能
- デメリット:スペースが必要、傾斜がきつくなる場合がある
4. 敷居スロープの設置
敷居部分のみに小さなスロープを設置する方法です。
- 費用相場:5千円〜2万円/箇所
- メリット:最小限の工事で済む、後付けも容易
- デメリット:完全なバリアフリー化ではない
浴室・トイレの段差解消
水回りは特に転倒リスクが高く、また介護が必要になった場合に負担が大きい場所です。
1. ユニットバスへの交換
従来の在来浴室からバリアフリー対応のユニットバスに交換する方法です。
- 費用相場:80万円〜150万円
- メリット:浴室全体のバリアフリー化が可能、防水性も向上
- デメリット:工事期間が必要、比較的高コスト
2. 浴室の床のかさ上げ
浴室の床をかさ上げして段差を解消する方法です。
- 費用相場:20万円〜50万円
- メリット:ユニットバス交換より低コスト
- デメリット:浴室の天井高が低くなる、防水工事が必要
3. トイレの床のかさ上げ
トイレの床をかさ上げして段差を解消する方法です。
- 費用相場:10万円〜30万円
- メリット:比較的シンプルな工事
- デメリット:ドアの調整が必要になる場合がある
4. 洋式トイレへの交換
和式から洋式トイレへの交換も、実質的な段差解消と考えられます。
- 費用相場:15万円〜30万円
- メリット:使いやすさが大幅に向上
- デメリット:空間的な制約がある場合がある
階段の対策
二階建て以上の住宅では、階段の安全対策も重要なポイントです。
1. 手すりの設置
階段の昇り降りをサポートする最も一般的な対策です。
- 費用相場:1万円〜5万円/m
- メリット:比較的低コストで導入可能
- デメリット:段差自体は残る
2. 階段の勾配緩和
階段の勾配を緩やかにするリフォームです。
- 費用相場:50万円〜150万円
- メリット:安全性が大幅に向上する
- デメリット:スペースが必要、大規模工事になる
3. 階段昇降機の設置
既存の階段に昇降機を設置する方法です。
- 費用相場:80万円〜200万円
- メリット:工事が比較的シンプル、既存の階段を活かせる
- デメリット:見た目がやや機械的、電気代がかかる
4. ホームエレベーターの設置
最も完全な階段対策ですが、コストと工事規模が大きくなります。
- 費用相場:250万円〜500万円
- メリット:完全なバリアフリー化が可能、資産価値も向上
- デメリット:高コスト、構造的な制約がある場合がある
段差解消リフォームの費用を抑えるポイント
段差解消リフォームは、工夫次第でコストを抑えることも可能です。以下のポイントを参考にしてください。
1. 優先順位をつける すべての段差を一度に解消するのではなく、使用頻度や危険度の高い場所から対策していくことで、コストを分散できます。
2. 将来を見越した段階的リフォーム計画を立てる 短期・中期・長期の計画を立て、優先度の高いものから順に実施していくことで、財政的な負担を軽減できます。
3. 複数のリフォーム会社から見積もりを取る 同じ工事内容でも、会社によって見積額が異なることがあります。最低でも3社以上から見積もりを取ることをおすすめします。
4. 補助金・助成金を活用する 次のセクションで詳しく解説しますが、段差解消リフォームには様々な補助金制度があります。これらを上手に活用することで、自己負担額を減らすことができます。
5. 税制優遇措置を確認する バリアフリーリフォームには、所得税の控除や固定資産税の減額などの税制優遇措置があります。確定申告の際に忘れずに申請しましょう。
バリアフリー改修で活用できる補助金・助成金制度
段差解消リフォームには、様々な公的支援制度が用意されています。自己負担を減らすためにも、これらの制度を積極的に活用することをおすすめします。
介護保険によるバリアフリー改修
要支援・要介護認定を受けている方が対象となる介護保険の住宅改修費支給制度です。
対象工事:
- 段差解消
- 手すりの取り付け
- 滑りにくい床材への変更
- 引き戸への取り替え
- 洋式トイレへの取り替え
- その他これらに付帯する工事
支給限度額:20万円(自己負担1〜3割) 実質的に、最大で19万円の補助が受けられます。
申請の流れ:
- ケアマネージャーに相談
- 住宅改修の必要性についての理由書を作成してもらう
- 工事業者を選んで見積もりを取る
- 市区町村の窓口に申請
- 工事施工
- 工事完了後、領収書等を添えて支給申請
注意点:
- 原則として支給は一人一回限りです(引っ越しや状態の著しい変化があった場合は再申請可能)
- 工事前に申請が必要です(事後申請は認められません)
- 同居家族が行う工事は対象外です
地方自治体の独自助成制度
多くの地方自治体では、独自のバリアフリー改修助成制度を設けています。介護保険とは別に活用できるケースも多いため、お住まいの自治体の制度を確認することをおすすめします。
一般的な対象工事:
- 段差解消
- 手すりの設置
- 滑り防止などの床材の変更
- 扉の取り替え
- トイレの改修
- 階段昇降機の設置 など
助成額の例:
- 工事費用の2分の1(上限20〜50万円)
- 固定額(手すり1本につき1万円など)
- 所得に応じた段階的な助成
申請方法: 各自治体の住宅課や高齢福祉課などに問い合わせが必要です。
代表的な自治体の制度例:
- 東京都品川区「高齢者住宅改修助成」
- 対象:65歳以上の高齢者がいる世帯
- 助成額:工事費の9割(上限50万円)
- 特徴:介護保険と併用可能
- 大阪市「高齢者住宅改修費助成事業」
- 対象:65歳以上の高齢者がいる世帯(所得制限あり)
- 助成額:工事費の3分の2(上限40万円)
- 特徴:介護保険対象外の工事も対象
- 福岡市「住まいのバリアフリー化促進事業」
- 対象:65歳以上の高齢者または障がい者がいる世帯
- 助成額:工事費の2分の1(上限30万円)
- 特徴:所得に応じて助成率が変動
国の支援制度
国レベルでも、バリアフリーリフォームを支援する様々な制度があります。
1. 住宅ローン減税(バリアフリー特例)
バリアフリー改修工事を含むリフォームローンの年末残高の一定割合が所得税から控除されます。
- 控除率:1%
- 控除期間:最大5年間
- 対象限度額:バリアフリー改修工事を含む場合は最大500万円
2. 贈与税の非課税措置
親や祖父母からの資金援助でバリアフリーリフォームを行う場合、一定額まで贈与税が非課税になります。
- 非課税限度額:最大1,000万円
- 条件:耐震、バリアフリー、省エネ改修のいずれかを含むこと
3. 固定資産税の減額措置
バリアフリー改修工事を行った住宅は、固定資産税が一定期間減額されます。
- 減額割合:改修工事が行われた部分の固定資産税が3分の1減額
- 減額期間:工事完了の翌年度1年間
- 適用条件:50万円超の改修工事であること、築後10年以上経過していること
補助金・助成金活用の注意点
制度を有効に活用するためには、以下の点に注意しましょう。
1. 事前申請が基本 ほとんどの補助金・助成金は、工事着工前の申請が必要です。思い立ったら、まず制度を調べてから工事を計画しましょう。
2. 申請期限の確認 多くの制度は、年度ごとの予算枠があり、先着順で受け付けている場合があります。年度初めに申請するのが安全です。
3. 複数制度の併用可能性 介護保険の住宅改修費と自治体の独自助成を併用できる場合があります。条件をよく確認しましょう。
4. 施工業者の選定 一部の助成制度では、登録業者や指定業者に工事を依頼する必要があります。事前に確認しておきましょう。
5. 必要書類の準備 見積書、工事前後の写真、納税証明書、所得証明書などが必要になることが多いです。事前に準備しておくとスムーズです。
補助金・助成金申請の成功事例
事例1:夫婦と高齢の親との3人暮らしの家庭
- 実施工事:玄関スロープ設置、浴室の段差解消、手すり設置
- 総工事費:95万円
- 活用した制度:
- 介護保険住宅改修費:18万円(20万円の9割)
- 市の高齢者住宅改修助成:30万円(上限額)
- 固定資産税の減額:約1.5万円/年
- 実質負担額:約45.5万円
事例2:将来の親との同居を見据えたリフォーム
- 実施工事:1階和室の洋室化と段差解消、トイレの洋式化、廊下の手すり設置
- 総工事費:180万円
- 活用した制度:
- 親からの資金援助に対する贈与税非課税措置:100万円
- 住宅ローン減税(バリアフリー特例):約3.5万円/年×5年
- 実質負担額:約162.5万円(5年間の税控除後)
まとめ:家族全員が安心して暮らせる住まいづくり
段差解消リフォームは、単に高齢者のためだけのものではなく、家族全員の安全と快適な暮らしを実現するための重要な投資です。特に、子育て世代の方が住宅購入やリフォームを検討する際は、将来を見据えたバリアフリー設計を取り入れることで、長期的な視点での費用対効果と生活の質の向上が期待できます。
段差解消リフォームを成功させるためのポイント
- 家族全員のニーズを考慮する 現在の家族構成だけでなく、将来の変化(子どもの成長、親の高齢化など)も視野に入れて計画しましょう。
- プロのアドバイスを活用する 建築士や福祉住環境コーディネーターなど、専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な段差解消が実現できます。
- 優先順位をつける すべての段差を一度に解消するのではなく、使用頻度や危険度の高い場所から対策していくことで、費用対効果を高められます。
- デザイン性も考慮する バリアフリーは機能性だけでなく、デザイン性も大切です。家の雰囲気に合ったバリアフリーデザインを選びましょう。
- 補助金・助成金を活用する 様々な公的支援制度を活用することで、経済的負担を軽減できます。早めの情報収集と計画的な申請を心がけましょう。
最後に
段差や階段の多い住まいに不安を感じている方、これから住宅購入やリフォームを検討している方にとって、段差解消リフォームは避けて通れない課題です。しかし、適切な知識と計画があれば、必要以上に費用をかけることなく、家族全員が安心して暮らせる住まいを実現することができます。
特に、これから住宅ローンを組んで家を購入される方は、返済期間中に家族の誰かが高齢化することを考慮し、あらかじめバリアフリー設計を取り入れておくことをおすすめします。「後悔しない家づくり」のために、長期的な視点で住まいを考えることが大切です。
本記事が、皆様の住まいづくりの参考になれば幸いです。段差解消リフォームについてさらに詳しい情報や個別のご相談は、お気軽に当社までお問い合わせください。専門スタッフが丁寧にサポートいたします。

「家を建てたい人と、地域に根ざした信頼ある工務店をつなぐ」ことを使命に、全国の工務店情報・家づくりノウハウ・実例写真などをお届けする住宅情報サイトを運営しています。家づくり初心者の方が安心して計画を進められるよう、専門家の知識やユーザー視点の情報発信を心がけています。住宅計画の疑問や不安にも寄り添い、役立つ情報をお届けします。
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