【コラム】DIYリノベでオンリーワンの空間に

公開日: : コラム

   

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DIYリノベとは

外出自粛やテレワークの導入などにより、私たちの生活は一変しました。
自分の住まいがどうあるべきかを見直した方も多く、DIYが流行っているという情報を見聞きします。
リノベーションコーディネーター協会では、一時的な流行ではなく、これからのスタンダードとして、自宅の新築やリノベーション工事の際にDIYを取り入れることを推奨しており、それを「DIYリノベ」と言います。通常であれば職人さんに依頼することを自分たちでやることで、その方法と範囲は100人100通り。それぞれの状況に応じて楽しむことが大切です。

図1

さてここで、DIYという言葉の意味について確認しましょう。
DIYとは、「Do it yourself」の略で、直訳すると「あなた自身でやりましょう」という意味です。 ですから、100円ショップで材料を買ってきてアクセサリーを作るのもDIYですし、棚や犬小屋を作ることも、壁紙を貼り替えたり壁を解体したりするような大規模な工事をしたりすることもDIYです。

ここで意識を向けたいのが「Do」という言葉です。何かを作るという行為だけを指すのであれば、「Make(作る)」でもいいのですが、「Do」には、「行う」「やる」「ためす」という意味があり、DIYが単なるものづくりを指すのではなく「行動をおこす」意味であるということがわかります。

行動を起こすDIY

このコラムの第1回で、空間を変えることで「どんな夢を叶えたい のか?」「自分や家族のこれからの人生の目的はなんだろう?」「これまで大切にしてきたことはなんだろう?」「これから大切にしたいことはなんだろう?」といった人生の棚卸しをする時間を持つことが必要ですと、お伝えしました。

第1回コラム リノベーションとは?~リノベーションとリフォームの違い
https://housingbazar.net/media/2020/05/18/renovation01/

棚卸しをしたうえで、今までやったことがないことをやってみる。また、身のまわりの人を巻き込む。これが、リノベーションコーディネーター協会が考えるDIYリノベの醍醐味です。やったことがない行動を起こすことで、知らなかった自分自身の想いに気づいたり、家族の想いに気づくことができます。それが夢を叶えることにつながります。
私がDIYを通して関わっている方は、みなさんはじめてDIYをするという方ばかりですが、「またやりたい」「今度はこんなことにチャレンジしたい」と笑顔で感想をくださいます。それは、「作る」ことにフォーカスするのではなく、「行動を起こすことで何を感じるか」を大切にしているからです。

図2

家族でDIYリノベ

お子さんと一緒にDIYリノベを行う場合、年齢によってできる範囲は異なってきます。しかし、できないということは絶対にありません。小学生では、「やってみる」というチャレンジをすること、未就学児の場合でも「親がやっている姿をみること」や、パッケージをあけるだけでも「一緒にやること」が大きな成長につながります。そして大切なのは、作業する場所を準備する「養生」や、「清掃片付け」まで含めて一緒にやることです。
親がすべてを段取りしてしまうのではなく、「一緒にやろう」と声をかける。そして、できたことに「ありがとう」と声をかける。この繰り返しのコミュニケーションが大切です。
何を学ぶかはその子次第。それは、大人も子どもも一緒ですね。

家族みんなで行なうことで、いくつになっても忘れない素敵な想い出を作ることもできますし、自分の家に愛着を感じ、大切に住むことにもつながります。

図3

仲間や地域を巻き込むDIYリノベ

DIYリノベのとても大切な時間は「休憩時間」です。作業する時間ではありません。
機械やのこぎりなど刃物を使う作業は、話をしながらでは大変危険です。そのため、DIYリノベでは、安全のために時間を決めた休憩時間をとることが大切です。夏の場合、特にエアコンのない現場環境の場合は、1時間作業をしたら30分休憩するくらいの余裕をもった計画にしましょう。冬でも1時間半作業をしたら30分休憩するくらいが目安です。

休憩時間に、参加者全員でそのDIYリノベが完成した後、どんなことをしたいか?どんなことにワクワクしたいか?笑顔になる話をしましょう。休憩後のDIYはさらにはかどるに違いありません。そしてそれは、人間関係が深まることにつながります。
ちなみに、危険な作業ではなく、黙々とする単純作業の時にする何気ない話は、普段話せない話をするきっかけになることが多いので、誰と一緒の作業をするかは、話をしたい人、気になる人とするようにしてみるのはいかがでしょうか。

図4

お店をオープンする時などは、DIYをイベントとして地域の方に積極的に参加してもらいましょう。普段行くお店のなかに、自分が施工した場所があったら嬉しいと思いませんか?また行きたいと思いますよね。
DIYをすることで、完成させることではなくコミュニケーションをとることを目的にし、オープン前から地域の方とつながる。DIYリノベはコミュニケーションのきっかけになります。

図5

気軽にはじめるDIYリノベ

今までDIYをしたことがないという方におすすめなのは、ペンキ塗装や漆喰塗り、壁紙貼りなどの仕上げ作業です。1部屋だけ、壁1面だけなど、半日や数時間のボリュームからはじめてみることも可能です。
工事業者は、アフターメンテナンスや瑕疵担保責任保証、工事が完了しないとお客様に請求することができないなどの理由のため、工事の完了を急ぐ事情もあり、DIYの導入には積極的ではない工事業者が多いのが現状です。しかし、リノベーションコーディネーターにご相談いただくことで、DIYリノベのやり方をアドバイスするだけではなく、業者との調整も行います。また、材料の数量を計算してご自宅に届くように手配することも可能です。どこまで自分でやってどこを専門家に依頼するか?そこがわかるとDIYリノベは気軽にはじめることができ、安心して楽しめます。

ご自身の状況に応じてDIYリノベをぜひ取り入れてみてください。

 

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