AQグループ 木造8階建ての社屋を竣工。コストは通常の1/2!
この度、アキュラホームのAQ Group(東京都新宿区)が埼玉県さいたま市に木造の本社ビルを竣工しましたね!
このビルは純木造でありながら、8階建てという高さを誇り、施工面積は6165.95㎡(吹抜を含む)で、最高高さは30.95m、木材使用量は1695㎥に及び、その国産材率は36.6%です。
同社がこれまでに培ってきた戸建て木造住宅の開発での経験、「材料+生産システム+施工システム」に、更なる技術力や構想力を加えることで、コストパフォーマンスに優れた実証実験ビルとしての役割を果たしています。
特筆すべきは、工期17カ月で、これまでの木造ビル建設費用の半額(坪あたり145万円)を実現したことです。
この成果は、中小ゼネコンや工務店でも取り組める構法と価格帯を提供することで、純木造中規模建築物の普及を目指すものです。 本社ビルの建設にあたっては、住宅用プレカット工場で製材、加工された木材を使用し、建築金物なども極力普及品を活用しています。
モジュール化、グリッド化による設計、施工の標準化、さらには日本の伝統技術である木組みを活用し、耐火性能を保ちながらも多くの構造部材をあらわしにすることで、独自の耐震工法を実現しました。
これにより、耐力壁は住宅用の16倍、耐荷重は300kNという強度を確保しています。
新たな社屋の炭素貯蔵量は1444t-CO2に達し、これは一般木造住宅95棟分に相当します。
また、CO2排出量は鉄筋コンクリート造と比較して43%削減を実現しました。
建築費用についても、大手ゼネコンが手掛ける木造ビルと比較して半額、鉄骨鉄筋コンクリート造の約3/4と大幅に抑えることができました。
カーボンニュートラル社会の実現に向け、非住宅の木材利用拡大が加速していますが特殊な技術や資材を必要とする建築方法や、それに伴う高い建築費が普及の障壁となっていました。
しかしAQ Groupでは、これらの課題を解決するため、特殊な技術や資材を使用しない「普及型木造ビル」を開発し、市場への参入を果たしました。
また、日本の木造の街並みを復興する「Re:Treeプロジェクト」を推進し、普及型木造ビル・マンションのノウハウを地域工務店やゼネコンに提供していく計画です。
同社の取り組みが、地域の工務店さんの事業に新たな可能性をもたらし、持続可能な社会実現に貢献できることを願っています。
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