工務店 経営 大工の日当が3万円を超えた時代に、あなたの会社は何を「特徴」にしますか
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2026年2月、住宅業界を揺るがす
いくつかのニュースが相次いで出ました。
まとめて読むと
ある共通したメッセージが
見えてきます。

まず労務単価の話です。
国土交通省が発表した
2026年3月適用の
公共工事設計労務単価は
全職種の単純平均で前年度から
4.5%引き上げられました。
なんと
14年連続の上昇です。
大工の全国平均は
3万331円。
宮城県に至っては
3万4800円にのぼります。
「今年だけ特別に高い」
のではないということです。
14年ずっと上がり続けている。
これは構造的な変化であって
「いずれ落ち着く」という話では
もはやないのです。

次に受注のデータです。
1月のハウスメーカー受注速報を見ると
旭化成ホームズが29%増
住友林業が14%増と好調な一方で
タマホームは期累計で15%減と
低迷が続いています。
受注が増えている会社と
減っている会社が
はっきり割れています。
規模の大小ではなく
「選ばれる理由があるかどうか」
で結果が変わっている
と読むべきでしょう。
そして最も興味深かったのが
住宅メーカーの「省エネイメージ」に関する調査です。

約1万1000人に
「省エネ・エコ住宅のイメージがある住宅メーカーはどこですか?」
と聞いたところ
「特にない」と答えた人が約7割でした。
大手メーカーですら
省エネイメージを持たれているのは
1割にも満たない。
これは驚くべき結果だと思います。
あれだけCMを打って
ZEHだ断熱等級だと
訴えてきたはずなのに
消費者の頭には
まだ刻まれていない。
ここで一つ考えてみてください。
あなたの会社の
「特徴」は何ですか?
「なんでもできます」
「品質が高いです」
「アフターも充実です」
というのは
特徴ではありません。
ソニーの創業者・盛田昭夫は
採用面接でいつも
「あなたの特徴は何ですか?」
と聞いていたと言います。
そして
八方美人の「そこそこ製品」より
一つの特徴にこだわる製品こそ
ソニーらしいと信じていました。
ウォークマンがそうでした。
iPhoneもそうでした。
省エネ・断熱で「特にない」が7割
という現実は
見方を変えれば
「地場の工務店にとって
巨大な空白地帯が存在する」
ということです。
「省エネ住宅といえばあの会社」
という評判を
地域の中で先に取った会社が
圧倒的に有利になります。
大手より先に取れる可能性が
十分にあります。
またヒノキヤグループは
全館空調「Z空調」の
マンション専用モデルを発売しました。
累計3万5000棟の実績を持つ
商品をマンションへ水平展開した形です。
「これがあるから、ここで建てたい」
と思わせる看板商品を持つことの強さを
あらためて教えてくれます。
まとめると
今の住宅市場は
コストは上がり続け
受注は二極化し
省エネの「空白地帯」が広がっている
という状況です。
「去年と同じ」が
最もリスクの高い選択肢になっています。
あなたの会社の「特徴」を
もう一度、問い直してみてはいかがでしょうか。
それが今年の経営の
一番の出発点になると思います。
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